アラビアのロレンス観ました! [映画]
アラビアのロレンスを観ました (2010年:40本目)
※午前十時の映画祭にて観賞
◆あらすじ
第一次世界大戦中の1916年。
カイロ英陸軍司令部に勤務するロレンスは、将軍よりアラビアの情勢を把握するように
指示を受け、アラビア反乱軍の指導者であるファイサル王子を探す旅に出るが…
◆感想
「午前十時の映画祭」の上映作品を知った時から、この映画は絶対行こうと思っていました。
幸い、まだ一度も観た事がなかったので、「初めて」を映画館で迎えられるなんて
こんなチャンス逃したらもったいないと思いまして…
-----以下、ネタバレありです-----
「アラビアのロレンス」というタイトルからも、舞台は当然”アラビア”だろうと
思うわけですが、オープニングはアラビアではありませんでした
あぁ、ロレンスがアラビアに行くまでの経緯からスタートするのか…と思いきや…
何と、いきなりの交通事故
そして、そのままロレンスのお葬式へと続きます。
最初のバイクで走るシーンはなかなかスピード感がありました。
しかし、何だかちょっと危ないな…でも、開始早々主役が死ぬわけないしって思っていたのに(苦笑)
お話はロレンスが生きていた頃にさかのぼって…カイロにある英陸軍司令部。
ここにロレンスは勤務していたのですが、将軍からアラビアの情勢を把握するようにという指示を受けます。
何故、イギリスがアラビアの情勢??と思ったのですが、
当時のイギリスの敵であるドイツがアラビアに勢力を持っているトルコと同盟を結んでいたからなのですね。
なるほどなぁ…この辺の知識があまりないんですよねぇ…
ここで初めてまともにロレンスを見ることができるのですが、
最初自分の想像していたロレンスと違っていたのでちょっと違和感がありました(苦笑)
いや…ロレンスって「英雄」のイメージがあったので男らしい感じかと…
しかし、映画のロレンスは「ふんわりしたイメージ」と言うか…柔らかい感じがしたので…
まぁ、しばらくしたら慣れましたけどね(笑)
そして、ロレンスはアラビア反乱軍の指導者であるファイサル王子を訪ねて
砂漠を旅する訳ですけど、砂漠って絵になりますねぇ…
過酷な環境であることは分かっているのですが、
誰の足跡も付いていない砂の上を駱駝に乗って進むところとか本当に綺麗で…
なんか、行ってみたいなぁ…って思ってしまいました。
途中、このお話の重要人物であるアリが登場するのですが、
この登場シーンがまたとても印象的で良かったです。
遥か彼方にある霞んだ点がやがてだんだん形になってきて…という感じで。
そして、このアリですが、全身紺色の布を纏いとりあえずカッコイイのです…
いや、恰好だけではなく性格とか全て含めてすごくカッコ良かったです
アリの他にも個性的なキャラクターがたくさん登場してましたね。
アリと共にロレンスの軍の主力になるアウダ。
アウダは最初、あまりよい印象はなかったのですが、なかなか味があってよかったです。
そして、ファイサル王子
私の好きなアレック・ギネスが演じているということで、楽しみにしてました
しかも、王子だっていうじゃないですか(笑)
初めて見た時の感想は、
「ちゃんとアラビアの王子に見える!すごい!しかも、何という気品!」でした(笑)
まぁ…王子という言葉のニュアンスからもうちょっと若い姿を想像していたのですが、
いくつになっても王子は王子ですからね…
本当に気品あふれる聡明な王子という感じでした…多少皮肉屋でしたが(苦笑)
しかし、王子はロレンスと行動を共にしないのであまり出番は多くありません…残念っ
アカバ攻略のあたりまではロレンスの思う通りに事が運び、
アリ達からの信頼も得ることができ、纏っていた白い族長服のように綺麗で光輝いていましたね。
美しい金色の髪と、空色の瞳が大変印象的でした
何をやっても上手く行く時ってまれにありますよね。
その時は何でもできるような気分になって、自分は特別なんじゃないかって思えたり…
ロレンスもそんな気分だったのでしょうね。
でも、それが終わった時が恐ろしいんですよね…
やはり自分は普通の人間だったのだと落ち込んで、これまでやってきたことが急に恐ろしくなったり…
後半、汚れた服を纏って苦悩するロレンスが痛々しかったです。
命をかけてここまで来たのに、結局イギリスからもアラビアからも「駒」の一つとしか
見られていなかったロレンス。
ラスト、失意のうちに帰国するロレンスの横をバイクが追い抜いていくシーンが印象的でした。
あぁ、これがオープニングにつながるのか…と…
やはりこういう映画はスクリーンで観る映画だなぁと思いました。
ちょっと長い映画ですけど、観に行って良かったです
私の中での評価:☆☆☆☆★(星4つ)
※午前十時の映画祭にて観賞
1962年 / アメリカ / 原題:LAWRENCE OF ARABIA / 上映時間:227min 【監督】 デヴィッド・リーン 【出演】 ロレンス / ピーター・オトゥール ファイサル王子 / アレック・ギネス アリ / オマー・シャリフ アウダ・アブ・タイ / アンソニー・クイン |
◆あらすじ
第一次世界大戦中の1916年。
カイロ英陸軍司令部に勤務するロレンスは、将軍よりアラビアの情勢を把握するように
指示を受け、アラビア反乱軍の指導者であるファイサル王子を探す旅に出るが…
◆感想
「午前十時の映画祭」の上映作品を知った時から、この映画は絶対行こうと思っていました。
幸い、まだ一度も観た事がなかったので、「初めて」を映画館で迎えられるなんて
こんなチャンス逃したらもったいないと思いまして…
-----以下、ネタバレありです-----
「アラビアのロレンス」というタイトルからも、舞台は当然”アラビア”だろうと
思うわけですが、オープニングはアラビアではありませんでした
あぁ、ロレンスがアラビアに行くまでの経緯からスタートするのか…と思いきや…
何と、いきなりの交通事故
そして、そのままロレンスのお葬式へと続きます。
最初のバイクで走るシーンはなかなかスピード感がありました。
しかし、何だかちょっと危ないな…でも、開始早々主役が死ぬわけないしって思っていたのに(苦笑)
お話はロレンスが生きていた頃にさかのぼって…カイロにある英陸軍司令部。
ここにロレンスは勤務していたのですが、将軍からアラビアの情勢を把握するようにという指示を受けます。
何故、イギリスがアラビアの情勢??と思ったのですが、
当時のイギリスの敵であるドイツがアラビアに勢力を持っているトルコと同盟を結んでいたからなのですね。
なるほどなぁ…この辺の知識があまりないんですよねぇ…
ここで初めてまともにロレンスを見ることができるのですが、
最初自分の想像していたロレンスと違っていたのでちょっと違和感がありました(苦笑)
いや…ロレンスって「英雄」のイメージがあったので男らしい感じかと…
しかし、映画のロレンスは「ふんわりしたイメージ」と言うか…柔らかい感じがしたので…
まぁ、しばらくしたら慣れましたけどね(笑)
そして、ロレンスはアラビア反乱軍の指導者であるファイサル王子を訪ねて
砂漠を旅する訳ですけど、砂漠って絵になりますねぇ…
過酷な環境であることは分かっているのですが、
誰の足跡も付いていない砂の上を駱駝に乗って進むところとか本当に綺麗で…
なんか、行ってみたいなぁ…って思ってしまいました。
途中、このお話の重要人物であるアリが登場するのですが、
この登場シーンがまたとても印象的で良かったです。
遥か彼方にある霞んだ点がやがてだんだん形になってきて…という感じで。
そして、このアリですが、全身紺色の布を纏いとりあえずカッコイイのです…
いや、恰好だけではなく性格とか全て含めてすごくカッコ良かったです
アリの他にも個性的なキャラクターがたくさん登場してましたね。
アリと共にロレンスの軍の主力になるアウダ。
アウダは最初、あまりよい印象はなかったのですが、なかなか味があってよかったです。
そして、ファイサル王子
私の好きなアレック・ギネスが演じているということで、楽しみにしてました
しかも、王子だっていうじゃないですか(笑)
初めて見た時の感想は、
「ちゃんとアラビアの王子に見える!すごい!しかも、何という気品!」でした(笑)
まぁ…王子という言葉のニュアンスからもうちょっと若い姿を想像していたのですが、
いくつになっても王子は王子ですからね…
本当に気品あふれる聡明な王子という感じでした…多少皮肉屋でしたが(苦笑)
しかし、王子はロレンスと行動を共にしないのであまり出番は多くありません…残念っ
アカバ攻略のあたりまではロレンスの思う通りに事が運び、
アリ達からの信頼も得ることができ、纏っていた白い族長服のように綺麗で光輝いていましたね。
美しい金色の髪と、空色の瞳が大変印象的でした
何をやっても上手く行く時ってまれにありますよね。
その時は何でもできるような気分になって、自分は特別なんじゃないかって思えたり…
ロレンスもそんな気分だったのでしょうね。
でも、それが終わった時が恐ろしいんですよね…
やはり自分は普通の人間だったのだと落ち込んで、これまでやってきたことが急に恐ろしくなったり…
後半、汚れた服を纏って苦悩するロレンスが痛々しかったです。
命をかけてここまで来たのに、結局イギリスからもアラビアからも「駒」の一つとしか
見られていなかったロレンス。
ラスト、失意のうちに帰国するロレンスの横をバイクが追い抜いていくシーンが印象的でした。
あぁ、これがオープニングにつながるのか…と…
やはりこういう映画はスクリーンで観る映画だなぁと思いました。
ちょっと長い映画ですけど、観に行って良かったです
私の中での評価:☆☆☆☆★(星4つ)
2010-12-05 22:37
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