アンストッパブル観ました! [映画]
アンストッパブルを観ました (2011年:2本目)
2010年 / アメリカ / 原題:UNSTOPPABLE / 上映時間:99min
【監督】
トニー・スコット
【出演】
フランク・バーンズ / デンゼル・ワシントン
ウィル・コルソン / クリス・パイン
コニー / ロザリオ・ドーソン
ギャルヴィン / ケヴィン・ダン
ネッド / リュー・テンプル
==============================================
◆あらすじ
それは小さなミスから始まった。
ウィルキンスのフラー操車場で運転士が運転席から離れたわずかの間に
最新鋭の貨物列車777号が緩やかに走り出してしまったのだ。
すぐに取り返しがつく些細な出来事だと思われていたが、やがて777号はスピードを上げていき…
◆感想
このお話の基になったオハイオ州で実際に起こった貨物列車暴走事故の件は元々知っておりました。
なので、この映画の予告編を観た時に、「あの事件と似てるなぁ…」と思たものです。
あらすじは分かっていたのですが、予告編の迫力とキャストに惹かれて
行ってまいりました~
ちなみに、本作の監督であるトニー・スコットと、「ロビン・フッド」の監督である
リドリー・スコットは兄弟なんですよね~。
別に意識していた訳ではないのですが、連続でスコット兄弟作品を観ることになりました。
-----以下、ネタバレありです-----
観賞前の勝手なイメージですが…
「ベテランと新人の2人のコンビが暴走列車に立ち向かう」と聞いて、
冷静沈着で経験豊富なベテラン ⇒ デンゼル・ワシントン
体力と度胸はおまかせ!でもちょっと暴走気味な新人 ⇒ クリス・パイン
だと思っていました…(苦笑)
実際には、フランク(デンゼル)の方がウィル(クリス)を終始圧倒している感じでしたね~。
この映画のストーリーは、「暴走列車を止める」という単純明快なものですが、
時速160キロで走る全長800メートルの貨物列車である
19万リットルの発火燃料を積んでいる
走行ルートに住宅街が含まれる
途中で急カーブが存在し、転覆までのタイムリミットは100分しかない
などの理由で本当に終始ハラハラドキドキさせられました。
また、CGではなく実写にこだわったというだけあって、「重量感」を感じる映画でした。
ウィルキンスのフラー操車場。
いかにも何かやってくれそうな(苦笑)二人組が登場し、
案の定、とんでもないことをやってくれます…
「後でやればいいや」とか「少しくらいなら大丈夫だ」と思って取った軽率な行動が
まさかあんなに重大な出来事になるなんてこの時は誰も思っていなかったでしょうね…
貨物列車が無人で走り出した時も、周りの人も「あいつはドジだなぁ~」という感じで
誰一人対処しようとしていなかったですからね。
実際仕事上のミスとかって「あの時に対処していれば…」なんてことは
たくさんある話しですもんねぇ…
私も気をつけないと…(苦笑)
まぁ、観ているこっちは「トンデモナイ事件」になってしまうことが分かっているので
スローに走り出す貨物列車が不気味で恐ろしかったです…
あぁ…遂に走り出してしまった…と…
さて、そんな「暴走列車」を止めてくれるはずのフランクとウィルの二人なのですが…
初対面からいきなり気まずい雰囲気です(苦笑)
お互いに仕事とプライベートに悩みを抱えていて、
ウィルは心に余裕がないですし、フランクは悩みの一部がウィルに関係していましたしね。
そんな訳でフランクとウィルはちょっとギクシャクした状態。
勤続28年の大ベテランのフランクと4カ月足らずのウィルですのでその差は歴然なのですが、
口うるさく指導してくるフランクをウィルは鬱陶しいと思ってしまうのですね…
特別仕事に情熱を持っている訳ではないウィルでしたので、なおさらだったのでしょう…
確かに、口うるさく指導されるとされている時は「鬱陶しいなぁ…」なんて思いますけど、
後で振り返ると「ありがたかったなぁ~」って思えたりするんですよね。
…あ、全部じゃないですけど(苦笑)
しかし、そんな二人に非常事態発生
なんと暴走列車が彼らと同じ路線を走っており、このままでは正面衝突してしまうというではないですか。
何とか正面衝突の危機を回避したものの、暴走列車の恐ろしさを目の当たりにした二人。
しかし、ここでただただうろたえるウィルとは違い、さすがにベテランは見るべきところを見ておりましたね
連結器が使えることを確認して、とっさに追いかけることができるのはさすがだと思います。
こういうトラブルの時のとっさの判断ってやはり「経験の差」が物を言うんですよね。
暴走列車を止めるために動き出したフランク達の事を会社の運行部長は
「ヒーロー気取りで勝手な事をするな」と言っていましたね。
彼らの身を案じてというよりは、会社の事を考えて…という感じでしたが…
確かに、勝手な判断で行動を起こして事態を悪化させてしまう事もあるとは思うのですが、
行動を起こした人が「実際に暴走列車を目の当たりにして、一番近くにいて、
しかも経験も知識も豊富にある人物」なのですから、その意見にはせめて耳を傾けるべきだと思うんですよね。
なので、彼らの行動をクビを覚悟でサポートした指令室のコニーはさすがだと思いました
最初に事の重大さに気がついたのも彼女でしたし、やっぱり仕事のできる人は違うんですね。
このコニーというポジションが女性だったのも、男性ばっかりの映画の中で
一つのアクセントになっていて良かったと思います。
コニー役のロザリオ・ドーソンもテキパキした感じでとてもカッコ良かったです
「暴走列車を止める」という同じ目的の為に奮闘するフランクとウィルの間に
いつの間にか「男同士の固い絆」が芽生えるという結構王道ストーリーではあるのですが、
王道だろうが何だろうが、良いものは良いですね(笑)
ウィルが負傷したり、フランクが暴走する列車の上を走ったり、
何とか列車を止めようとする姿にこっちも大分熱くなりました
クライマックスのスタントンの急カーブの所は力が入りっぱなしで、乗り切った後はちょっと涙が…
エンドロール直前に簡単に紹介される「関係者達のその後」も面白く、
見終わった後にスッキリしました。
この部分でのデンゼルの笑顔がとても素敵で印象に残りました~
私の中での評価:☆☆☆☆★(星4つ)
2010年 / アメリカ / 原題:UNSTOPPABLE / 上映時間:99min
【監督】
トニー・スコット
【出演】
フランク・バーンズ / デンゼル・ワシントン
ウィル・コルソン / クリス・パイン
コニー / ロザリオ・ドーソン
ギャルヴィン / ケヴィン・ダン
ネッド / リュー・テンプル
==============================================
◆あらすじ
それは小さなミスから始まった。
ウィルキンスのフラー操車場で運転士が運転席から離れたわずかの間に
最新鋭の貨物列車777号が緩やかに走り出してしまったのだ。
すぐに取り返しがつく些細な出来事だと思われていたが、やがて777号はスピードを上げていき…
◆感想
このお話の基になったオハイオ州で実際に起こった貨物列車暴走事故の件は元々知っておりました。
なので、この映画の予告編を観た時に、「あの事件と似てるなぁ…」と思たものです。
あらすじは分かっていたのですが、予告編の迫力とキャストに惹かれて
行ってまいりました~
ちなみに、本作の監督であるトニー・スコットと、「ロビン・フッド」の監督である
リドリー・スコットは兄弟なんですよね~。
別に意識していた訳ではないのですが、連続でスコット兄弟作品を観ることになりました。
-----以下、ネタバレありです-----
観賞前の勝手なイメージですが…
「ベテランと新人の2人のコンビが暴走列車に立ち向かう」と聞いて、
冷静沈着で経験豊富なベテラン ⇒ デンゼル・ワシントン
体力と度胸はおまかせ!でもちょっと暴走気味な新人 ⇒ クリス・パイン
だと思っていました…(苦笑)
実際には、フランク(デンゼル)の方がウィル(クリス)を終始圧倒している感じでしたね~。
この映画のストーリーは、「暴走列車を止める」という単純明快なものですが、
時速160キロで走る全長800メートルの貨物列車である
19万リットルの発火燃料を積んでいる
走行ルートに住宅街が含まれる
途中で急カーブが存在し、転覆までのタイムリミットは100分しかない
などの理由で本当に終始ハラハラドキドキさせられました。
また、CGではなく実写にこだわったというだけあって、「重量感」を感じる映画でした。
ウィルキンスのフラー操車場。
いかにも何かやってくれそうな(苦笑)二人組が登場し、
案の定、とんでもないことをやってくれます…
「後でやればいいや」とか「少しくらいなら大丈夫だ」と思って取った軽率な行動が
まさかあんなに重大な出来事になるなんてこの時は誰も思っていなかったでしょうね…
貨物列車が無人で走り出した時も、周りの人も「あいつはドジだなぁ~」という感じで
誰一人対処しようとしていなかったですからね。
実際仕事上のミスとかって「あの時に対処していれば…」なんてことは
たくさんある話しですもんねぇ…
私も気をつけないと…(苦笑)
まぁ、観ているこっちは「トンデモナイ事件」になってしまうことが分かっているので
スローに走り出す貨物列車が不気味で恐ろしかったです…
あぁ…遂に走り出してしまった…と…
さて、そんな「暴走列車」を止めてくれるはずのフランクとウィルの二人なのですが…
初対面からいきなり気まずい雰囲気です(苦笑)
お互いに仕事とプライベートに悩みを抱えていて、
ウィルは心に余裕がないですし、フランクは悩みの一部がウィルに関係していましたしね。
そんな訳でフランクとウィルはちょっとギクシャクした状態。
勤続28年の大ベテランのフランクと4カ月足らずのウィルですのでその差は歴然なのですが、
口うるさく指導してくるフランクをウィルは鬱陶しいと思ってしまうのですね…
特別仕事に情熱を持っている訳ではないウィルでしたので、なおさらだったのでしょう…
確かに、口うるさく指導されるとされている時は「鬱陶しいなぁ…」なんて思いますけど、
後で振り返ると「ありがたかったなぁ~」って思えたりするんですよね。
…あ、全部じゃないですけど(苦笑)
しかし、そんな二人に非常事態発生
なんと暴走列車が彼らと同じ路線を走っており、このままでは正面衝突してしまうというではないですか。
何とか正面衝突の危機を回避したものの、暴走列車の恐ろしさを目の当たりにした二人。
しかし、ここでただただうろたえるウィルとは違い、さすがにベテランは見るべきところを見ておりましたね
連結器が使えることを確認して、とっさに追いかけることができるのはさすがだと思います。
こういうトラブルの時のとっさの判断ってやはり「経験の差」が物を言うんですよね。
暴走列車を止めるために動き出したフランク達の事を会社の運行部長は
「ヒーロー気取りで勝手な事をするな」と言っていましたね。
彼らの身を案じてというよりは、会社の事を考えて…という感じでしたが…
確かに、勝手な判断で行動を起こして事態を悪化させてしまう事もあるとは思うのですが、
行動を起こした人が「実際に暴走列車を目の当たりにして、一番近くにいて、
しかも経験も知識も豊富にある人物」なのですから、その意見にはせめて耳を傾けるべきだと思うんですよね。
なので、彼らの行動をクビを覚悟でサポートした指令室のコニーはさすがだと思いました
最初に事の重大さに気がついたのも彼女でしたし、やっぱり仕事のできる人は違うんですね。
このコニーというポジションが女性だったのも、男性ばっかりの映画の中で
一つのアクセントになっていて良かったと思います。
コニー役のロザリオ・ドーソンもテキパキした感じでとてもカッコ良かったです
「暴走列車を止める」という同じ目的の為に奮闘するフランクとウィルの間に
いつの間にか「男同士の固い絆」が芽生えるという結構王道ストーリーではあるのですが、
王道だろうが何だろうが、良いものは良いですね(笑)
ウィルが負傷したり、フランクが暴走する列車の上を走ったり、
何とか列車を止めようとする姿にこっちも大分熱くなりました
クライマックスのスタントンの急カーブの所は力が入りっぱなしで、乗り切った後はちょっと涙が…
エンドロール直前に簡単に紹介される「関係者達のその後」も面白く、
見終わった後にスッキリしました。
この部分でのデンゼルの笑顔がとても素敵で印象に残りました~
私の中での評価:☆☆☆☆★(星4つ)
2011-01-10 23:50
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