トムとトーマス観ました！

日本未公開作品のトムとトーマスを観ました

2002年 / イギリス / 原題：Tom & Thomas / 上映時間：110min 【監督】 　エスメ・ラマーズ 【出演】 　トム、トーマス（二役） /　アーロン・ジョンソン 　ポール・シェパード　/　ショーン・ビーン

◆あらすじ
クリスマス間近のロンドン。養父と二人暮らしのトーマスには秘密の友達がいた。
彼の名は「トム」。周りの人は彼の妄想だというけれど、トーマスにはトムが感じることが
まるで自分のことのように感じられるのだ。そんなある日、トーマスは養父と二人で行った
宇宙博物館で自分とそっくりな少年に出会う。

◆感想
私の好きな映画って、登場人物に人間以外が混ざってたり、人間でも特殊能力持ってたり、
作中何回かは爆発があったりするものなんです（笑）
なので、そういう要素のない映画の場合、「あとひと押し」がないとスルーしてしまうのですが、
この映画には「ひと押し」があったのですねぇ～

-----以下、ネタバレありです-----

ひと押し：ショーン・ビーンが出てること
しかも、死なない（←超重要）

というわけで、さっそく観賞。
正直、面白くなくてもいいやと思っていたのですが…
とってもいい映画でした

何といっても、主役のアーロン・ジョンソンがとてもカワイイ
控えめで心優しいトーマスと、負けん気の強いトムを見事に演じ分けています。
この年で…すごい…最初は本当に双子なのかと思いましたよ（笑）
「タッチダウン」というセリフがかわいくて印象に残ってます

トーマスの方は裕福ではないけれど優しい養父との温かい暮らしぶりが
ほのぼのしていてよかったです。男二人暮らしということで、部屋は散らかり気味ですが
なんだろう…雰囲気がとってもカワイイのです
そして、ぎこちなく家事をこなすショーンパパ…これだけでも観たかいがあったというものです（笑）

一方、トムの方はひょんなことから犯罪現場を目撃してしまい、
犯人に追われる身に…

そして、とある場所で二人は出会ってしまうんですねぇ…
鏡張りの部屋で、そこに映っているのは自分の姿なのか…？？
手を挙げてみても、鏡に映る姿は動かない。
試しにそっと手を伸ばして触れてみると、それは温かな頬だった…

この二人が出会うシーン、好きですねぇ。
あの演出は上手いなぁ～と思いました

そこから二人の入れ替わり生活が始まり
双子ものにはお決まり（笑）の「取り違えられ事件」が起こるわけです。
この事件が結構シリアスで、前半のほのぼのから一気にハラハラになるんですよね。

犯罪者一味（人身売買）に捕えられたトーマス。
双子の危機を察知して、助けに行こうとするトム。
状況が把握できなくて混乱するパパ（笑）

パパも必死で頑張りますが、トムの方が活躍してます（笑）
これがハリウッド映画なら、パパはヒーローになれるんでしょうが、如何せん
パパは「006@ゴールデンアイ」でも「クラリック@リベリオン」でも「白の総大将@指輪物語」でもない
普通の画家なので警察に思いっきり抑えつけられたりしてます。
でも、そんなパパがとってもカワイイ

ラストはお決まりのハッピーエンドで、観ているこっちもほんわかした気分になります
オマケに、パパにいつの間にやら彼女ができてるし！？


私の中での評価：☆☆☆☆★（星4つ）

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